円谷プロ制作の『ウルトラマン』の後番組として、東映が挑んだもうひとつの「ウルトラ」シリーズ(當(dāng)時(shí)は「ウルトラ」シリーズ第三弾だったが、現(xiàn)在ではシリーズには數(shù)えない)。國産TV初の本格宇宙冒険特撮ドラマと言える。エドモンド?ハミルトンのSF「キャプテンフューチャー」シリーズに材をとり、生身のヒーローであるキャプテンウルトラ、相棒のキケロ星人ジョー(無名時(shí)代の小林念侍が演じたが惜しくも1クールで降板、代わってアカネ隊(duì)員がトリオを組む)、ロボット?ハックという3人のキャラクターを前面に押し出した。21世紀(jì)後半の宇宙開拓時(shí)代を舞臺(tái)に、前半はライバルであるバンデル星人との攻防が描かれ、後半ではバラエティあふれる大怪獣?宇宙人が暴れ回ることとなる。SFというよりも活劇性の強(qiáng)い作品で、キャスティングやキャラクタ描寫に東映の一方のカラーであるヤクザ路線の雰囲気があり、そのミスマッチ感が獨(dú)特のテイストを醸し出していた。が、最終回、敵との最終決戦を描くのでもなく、宇宙の果てへ到達(dá)するというストーリーは、SFドラマの意地を見せてくれたといえる。